金曜0:10~0:55(木曜24:10~24:55)
TBS系列で放送中の
『クレイジージャーニー』

世界を巡る狂気の旅人(クレイジージャーニー)をスタジオに招き、体験を語ってもらったり、番組スタッフと同行ロケをする。
冒険家、ジャーナリスト、写真家、作家、経営者などさまざまな職業の人物が「クレイジージャーニー」として登場する。
ただしすべて日本人。
「リヤカーマン」の放送回にて、ギャラクシー賞2016年5月度月間賞を受賞。
出演者:
松本人志(ダウンタウン)
設楽統(バナナマン)
小池栄子
関連記事:
http://dekohiro.com/2017/02/17/post-1854/
http://dekohiro.com/2017/01/20/post-1166/
2017年2月24日放送回では
アルパインクライマーの「平出和也さん」を取材。

アルパインクライミングとは
目的が頂上へ登ること、および壁自体をともかく登り切ることにあるので、フリークライミングの技術に加え、人工登攀(エイドクライミング)の技術も用いて登る。
多くの場合は2人かそれ以上のパーティが組まれる。
主たる前進手段はフリークライミングである。
平出和也という男
アルパインクライマーとして紹介された平出さんですが、山岳カメラマンとしても有名。


今までに7000m級、8000m級の世界の山を何度も登頂に成功。
自分以外の登山家の登頂にも同行し、カメラマンとして密着。
このクラスの山を登頂できるのはほんとに指で数えるほどしか存在しないのに、更にカメラマンとして活躍しているのは唯一です。
同じく登山家の服部文祥さんは「絶対に足手まといにならないカメラマン」と彼を称えている。
クレイジージャーニーでも映像素材があって、写真があって紹介できるのは全て平出さんのおかげなんですね。
わたしも見始めて最初に思ったところが、「誰が撮影してるんだろう。まさかディレクターとカメラマンはさすがに同行できないよな。。。」と思って見てましたから。これで合点がいきました。

過去にはNHKやTBS(情熱大陸)にも出演。
アルパインクライミングの過酷さと凄さを紹介してきた。
未踏ルートにこだわるクレイジージャーニー
平出さんは登山する際に譲らないポイントがある。
それは誰も通ってこなかった未踏ルートからの登頂だ。

誰も踏み入れたことのない、誰もやったことのないというのは、クレイジージャーニー特有のこだわりなのかもしれない。
過去の出演者でもそういったこだわりを持つ人が多かった気がします。
ただ、この未踏ルートと言っても、それを探すのが登ることに匹敵するくらいに難しいらしい。

勿論、未踏ルートというからにはそれだけ登ることが難しいことが多い。
誰も選ばないルートなのだから当たり前です。
松本人志さんもお笑いに例えていました。
お笑いも、誰もやったことのないものを考えることが多いと。
しかし、お笑いやその他の職業と違って、命の危険が増すわけですから話が変わってきます。
やはり命の危険があってでもそれを乗り越えた達成感を味わうために挑戦し続けるところがクレイジージャーニーたる由縁かもしれません。
常人では考えられない恐怖のテント生活
6000~8000超級の山に挑戦する登山家だと勿論一日で登頂するのは不可能です。
登山中にも猛烈な睡魔に襲われる事も。。。

すると必然的に寝泊まりする環境が必要になるわけです。
しかし、断崖絶壁を登っているアルパインクライマーにはテントを作るスペースなんてありません。
ないならスペースを無理矢理作り出すんだそうです。
テントのスペースと張る作業でだいたい2時間を要します。
「6時間の睡眠のために2時間を惜しむことはしない」
しっかりと睡眠を取って健康状態を整えることが登頂成功のための鍵だと言います。
スペースを作ったとしても、人がギリギリ二人入れる程度のテントです。
岩に結びつけて固定。
「ビバーク」と呼んでいます。
万が一テントが落ちても自分だけは助かるように違うロープを体に結びつけておくそうですが、それでも安全ということはないでしょう。

ときにはこのスペースすら確保できない場合、崖に支点を作り自分が寝袋にミノムシ状態で寝ることもあるそうです。

普通の人じゃ考えられないですね。笑
まさにクレイジー。
平出さんはこの状態でも熟睡。
食事は1人前を2人で分ける

登山に必要なもの以外は持っていかないことで少しでも楽にする。
重たそうな登山用具一式を合わせても10kgに充たないという。
その都合上、食料も少ない量になる。

こちらのわかめご飯の下に「スプーン付き」と書いてあるが、それすらも登山前に捨てていくそうです。
ほんとうにグラム単位で削っているんですね。
わたしからしたらそれくらい支障ないでしょって思っちゃいますが。。。
こういうのが重なっていくと支障をきたすんでしょうか。
プロフェッショナルを感じます。
次回は後編。
登山家には避けては通れない事故や別れが語られます。
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